Fender ストラトキャスター ネックジョイント部取付穴変更のご依頼
ネックとボディーの取付ネジ数を3個から4個への改造のご依頼です。
3ボルト(3点止め)は1970年代に登場しました。Micro-Tilt(マイクロ・ティルト)機構と呼ばれている、ネックを外さずにネック角を調整できるものです。
1965年初頭、Fenderはアメリカの大手メディア企業 CBS(コロンビア・ブロードキャスティング・システム)に買収されました。この時点で Leo Fender は経営の第一線から退き技術顧問的な立場に就きました。
楽器職人の会社に巨大企業の経営論理が製品の品質管理に影響を与えました。木工には数値では置き換えられない感覚的な調整があります。この辺りがコストや効率を優先する経営論理と上手くかみ合わず、その影響が70年代の製品に対する当時の酷評になったと思われます。(現在の70年代製品に対する評価は必ずしも悪くはありません。)
しかしながら巨大な資本力が設備投資・大量生産を可能にし、Fenderを世界的なブランドに成長させました。
そして現在の Fender があります。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。